コミュニケーションツールとしての流行り歌

だいぶ昔、夫側親族の集まりがあり同行した。
同年代も多く、子ども連れも多く賑やかだった。
私たちに子どもはまだいなかった。
結婚式の2次会で、まだ夕方だったがどこかのカラオケスナックにいた。
(私は空気だった)
しばらくしたら誰かがカラオケで歌いだした。
「ゆのうえちゃんも歌いなよ」と、マイクがまわってきた。
そこで当時流行っていたアナと雪の女王の主題歌、「LET IT GO~ありのままで~」を熱唱した。(ラストの高音は裏返ったりしてひどい有様だったが)

歌が終わると周りの空気が変わった。というか、私をみる周囲の目が変わった。
「ゆのうえちゃん、歌うまいね!」「こういうの歌うんだね~意外!」という反応だった。
その後、私に全く興味がなかったであろう同世代の親族たちからも話しかけられるようになり、その子どもたちからは「アナ雪がうまい人」という称賛を浴びるに至った。

当時の私は「夫の嫁」としてただそこにいるだけということが多く、それほど自分を出せる機会がなかった。(出すつもりもなかったのだが)
夫は私と親族とを積極的に繋げようという姿勢はなく、私を放置して別の席へ行ってしまう始末。
その場に残された私と、全く親しくない夫の親族たち。
なんとなく私を敬遠しているのを感じる雰囲気の中でのことだ。
地獄としか言いようがなかった(笑)
端からみれば私は「東京出身の、真面目そうでつまらないやつ」と映っていたことだろう。

そんな私が歌を一曲歌っただけで打ち解けることができたのだ。
話をしてみれば夫親族たちも気さくな人たちだった。
壁を作っていたのは私も同じかも知れない。

歌ってすごい。
この時、本気でそう思った。

そんなこんなで、歌は常に私のコミュニケーションツールの一つであった。
コミュニティに属していれば大勢でカラオケも行くし、ヒトカラも大好きだし、合唱サークルにも所属していたことがある。たまにオタク寄りママ友とアニソン縛りカラオケしたりもする。

スポンサーリンク




この記事を書こうと思ったきっかけは、最近幼稚園に通う子どもが口ずさんだ歌を聞いたからだ。

「つーよーくーーなーれーるー」

その一節だけ。
ちょっとびっくりした。

鬼滅の刃の主題歌「紅蓮華」。
私はアニメを全部観たのでストーリーや主題歌を知っているが、アニメをみたことのない娘が口ずさんだのだ。
さらに「ねづこが~」とか「たんじろうが~」とか言っている。
娘に「鬼滅の刃、知ってるの?」と聞くと、「AちゃんとKちゃんはみてるんだって。私は(歌)そこしか知らない」とのこと。
娘は幼稚園の仲の良いおともだちとの会話の中からそれだけの情報を仕入れたようだ。
でも鬼滅の刃って、連載もアニメも結構前に終わってるよね…??(映画は2020年10月にやるようだけど)
終わったアニメの歌を未だに子どもたちが歌っている。
10代に圧倒的人気かと思いきや、0代女子にも人気なようだ。

子どもたちが良い反応を示す曲は練習する価値がある。
ある程度うまく歌えればそれ以降、尊敬のまなざしで見てくれるようになるのだ(笑)
子どもに限らず「紅蓮華」の場合、幼児~30、40代(50代も?)あたりまでは通用しそうだ。
アナ雪には劣るが、かなりの年代にヒットする曲と言える。
連載やアニメ放送が終わってもなおこれだけコンビニやスーパーでコラボ商品が並んでいれば、時が経っても「ああ、鬼滅ね」と通じやすいことだろう。

ということで、ひっそりと「紅蓮華」を練習し、いつか披露する日が来た時に完璧な状態でお披露目できる日を心待ちにしている。
それだけの話。

-----
今回の教訓とつぶやき
・幅広い年代にヒットする曲を何曲か歌えるようになっておけば安心。(私的に)
・でも果たして、大勢でカラオケに行くことなんて今後あるのだろうか。
・「紅蓮華」が難曲すぎて心が折れかけている。(飲酒時なんてもっと無理)