お得感半端ないフルーツ自販機

意外と知られていないが、福島は桃の生産量が全国第2位。
フルーツが旬を迎える時期、桃を中心としたフルーツの自動販売機が設置される。
自動といっても、指定枚数100円玉を入れてレバーを回すとロックが外れて中身が取り出せるというアナログな仕組み。
いわゆる中身の見えるコインロッカー。
これが市内至るところに設置されている。
自販機に桃が入っている風景は福島(市?)の夏の風物詩ともいえるのだそうで、桃が旬を迎える時期には毎年決まった自販機に毎週末桃を買いに行くという友人もいる。

自販機で販売している桃はちょうど完熟だったり(市場に出すにはちょっと遅い)、少し傷がついていたり、果皮に斑点のようなものがあったりして、商品として出回らないようなものが多い。
ちなみに果皮の斑点は「せん孔細菌病」という樹木の病気によるもので、ローカルニュースによると去年の台風の影響で弱って病気にかかる木が多く、斑点のある桃がたくさんとれているそうだ。
しかし斑点は人体に影響はなく、味は市場に出回っているものと遜色なし。
そんなわけでこのフルーツ自販機、お得感が半端ない。
お得度で言えば、宅配<スーパー<<直売所<<<自販機 といったところだ。(私調べ)

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この間は自販機を2か所まわって合計500円で桃を8個ゲット。なんとグレープフルーツ大で、甘さも申し分なかった。
その翌週には果樹園併設の有人販売所で5個200円の桃をゲットしたのだが、気のいいおばあちゃんがちょっと傷のある小ぶりの桃を3個もおまけしてくれた。
価格破壊にも程がある。

桃についての新しい発見もあった。
外見はほとんど変わらない桃だが、品種によって水分量や食感、甘みが全然違う。
メロンのように水分が多く柔らかい繊維質なものや、洋ナシやマンゴーのように身離れがよく弾力のあるもの、リンゴのようにパリパリ固いものなど様々だ。(もちろん全部甘い)
福島に来るまでは桃は白っぽく柔らかいもの(あと缶詰)しか食べたことがなかったので、いろいろな種類のフレッシュな桃を夏の間楽しむことができて嬉しい。

福島在住の友人たちは口を揃えて言う。
「この時期、桃は『買うもの』じゃなくて『いただくもの』だよね」

またある知人はこうも話す。
「俺的には柔らかい桃は桃じゃない」
(知人曰く、日が経って柔らかくなったものは人にあげることが多いという)

私には毎年必ずいただく当てがあるわけではないのだが、確かに今年も何度か桃のおすそ分けをいただいた。
夫もたまに職場から持ち帰ってくる。
私はフルーツの中では桃が一番好きだが、まさかこれほど桃をたらふく堪能できるようになるとは思っていなかった。
福島に来てよかったと思う理由の一つだ。


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今回の教訓とつぶやき
・夏の福島では100円玉が不足しがち。冬~春の間に100円玉貯金をすると良さげ。
・某宅配では2玉500円~600円という価格帯がほとんど。
・フルーツがたらふく食べられるのは嬉しいが、いつかアレルギーで食べられなくなる日が来るのではないかと思うとちょっと怖い。