時と共に移りゆく興味

20代後半の社会人の時、オタク女子会に参加した。
「ワンピ好き~」というライトな女子から、深夜アニメ・BLが大好物のどっぷり女子まで、ピンキリ6人が集結。
その内の2人から激推しされた作品、それが「侍戦隊シンケンジャー」だった。
奇しくも?その2人ともが高学歴、そして歴史好き女子だった。

侍戦隊シンケンジャーとは…
スーパー戦隊シリーズ33作目。
日本刀を模した武器を使ったり、シンケンレッドが街中で馬を駆ったり、派手な殺陣シーンがあったり、和風のモチーフを多用していたりする。
時代劇の雰囲気を踏襲しており、水戸黄門を観ている時のような安心感がある。
人気戦隊ランキングでは上位に入るスーパー戦隊シリーズ定番中の定番らしい。




オタク女子会の後、シンケンジャー推し女子のうちの一人から熱烈に視聴をすすめられた。
「本編ももちろん最高なんだけど、テーマソングがOP、ED共に激アツだからカラオケで一緒に歌おう!!」と(笑)
しかし、その当時私は特撮・戦隊モノには全く興味がなく、幼稚園くらいの男の子がみるものという固定観念を持っていた。
それに「それをみる時間があるなら他の過去アニメを観たい」という、ちょっとした反抗心もあった。
興味が向かないものに対しては自分から動こうという気になかなかならないもの。
その重たい気持ちが、ツタヤに向かう足取りを重くさせ、観ることのないまま時が過ぎ、結局私はその職場を退職した。

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数年がたち、子育てに追われる日々の中で私にある変化が起きた。
その変化とはご想像の通り、特撮・戦隊モノに対する興味だ。
自分にとって全く興味のなかったジャンルだが、「子どもが興味をもつジャンル」として私の関心事リストに食い込んできたのだ。
というのも、我が家では毎週日曜の朝、子どもと共有できる時間として主人が積極的にテレビをつけてチャンネルを合わせるので、プリキュアからのスーパーヒーロータイム(仮面ライダー、スーパー戦隊シリーズ)の流れが定番化し(てしまっ)た。

最近のスーパー戦隊シリーズは「魔進戦隊キラメイジャー」が放送中で、私もたまにだが流し見している。
若々しいレンジャーたちが仲間と共に戦い、協力し、時には反発しながら、巨悪に立ち向かっていく青春?活劇。
人間の成長ドラマとしてもなかなか面白い。
子どもの心で見れば、ただ純粋に「強い!かっこいい!」が、私の目からすれば「もう2度と戻れないあの若かりし日々」を彷彿とさせて何とも言えない、切ない、むず痒い気持ちになる。
(仲間と共に巨悪に立ち向かったことは一度もないが)
EDのダンスでは子どもたちは狂ったように踊る。
内容がよくわかっていないような年齢の子どもや世の親たちの興味をも惹きつけてやまないシリーズ。素直にすごい。


そしてある日、記憶の片隅に追いやられてすっかり忘れていたあの名前をamazonプライムビデオで偶然発見する。
そう、「侍戦隊シンケンジャー」だ。
このタイミングにはちょっとした運命を感じる。
これはもう、観ないわけにはいかない。

49話中27話まで視聴した感想↓
・立ち居振る舞いが美しい。
・レンジャー同士、主従関係があるのが新鮮。(比較できるほど数を見てないが)
・敵にも味方にもドラマがある。
・イケメンや美女が多く目の保養になる。
・敵の参謀?骨のシタリが喋るとワンワン(いないいないばぁ)の顔が浮かんで困る(笑)
・テーマソングが熱い!!!


■まとめ
興味は移り変わる。
昔死ぬほど好きだったものが今ではそんなに…というものもあれば、逆もまたしかり。
20代後半で根負けしてシンケンジャーを観ていたとしても、今ほど面白いと思えなかったと思う。
子ども時代や、放送当時の2009年に観ていたとしても同じだ。
今、心から楽しめているのは「子どもが好きになるものに興味があり、共有したい」という気持ちがあるからだと思う。

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今回の教訓と後悔
・興味とやる気スイッチはなんとなく似ている。
・歴史好き女子に歴女というとマジ切れされる。
・今になって「本編も最高なんだけど、テーマソングがOP、ED共に激アツだから一緒に歌おう!!」という気持ちがよくわかる。20代後半でやっとけばよかった(笑)