入園グッズという罠

この時期になると思い出す。四苦八苦したあの夜を。
いわゆる、夜なべだ。


私はミシンを持っていない。
実家にはあったが、自ら使うことはほぼ皆無。
結婚して家を出てからはミシンの存在すら忘れていた。

そんな私に降りかかった罠、そう。幼稚園入園グッズだ。
子どもグッズ手作り問題には、世の母親が一度は頭を悩ませるそうだ。

市販品OKの園もあるようだが、私の子どもの通う園からは「お子さんが自分専用のバッグに愛着を持てるよう、手作りを推奨しています。」というお便りが配付されてしまった。
バッグごとに細かくサイズ指定もしてある。
まぁ、最初くらいは手作りしてあげようかな…なんて軽い気持ちで始めたのが間違いだった。
裁縫の知識があり、ミシンが家にあり使えることを前提とした入園グッズ準備。
甘く見すぎていた。

まずはやるべきことを書き出してみる。
友人にミシンを借りる⇒必要な布や材料の量を計算(×4)⇒100均や手芸店で布、接着芯、Dカン、マジックテープ、針、糸、チャコペンなど必要な材料を買う⇒布類を裁断する⇒布地にアイロンで裏地となる接着芯をつける⇒チャコペンで縫う箇所を下書き⇒まち針で仮止め⇒本縫い・仕上げ⇒お礼とともにミシンを友人に返却。

な、なにこれ修行!?

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ここで早くも救世主、人生の大先輩である「私の母」を召喚する。(2日泊まり込みでお願いした。)
子どもたちを寝かしつけた後、母に教えてもらいながらなんとか作業を進め、3日目夜にしてようやく全工程が終了した。

いや、ホント。
修行かってくらい、大変だった。
接着芯なんて言葉、生まれて初めて聞いた。
バッグを4つ作るだけなのにこんなに手間と時間がかかるなんて。
細かい作業は嫌いではないが、なんせ、まともにミシンを触ったのは小学校以来だ。
大量生産されている市販品のバッグのありがたみを痛感した。

ボビン糸をミシン糸から巻き取る方法や、ミシンの糸掛け、ミシン針の交換の仕方、いろいろ忘れていてほぼ初心者に近かった。
とはいえ、なんとなくできたのは学校教育の賜物なのだろう。

通わせる園、学校、習い事によってはこういう試練(罠)がちょいちょいあるらしい。
発表会やイベントで手作りをしなければならなかったりして。
ただ、そのためだけにミシンをわざわざ買うというのは割に合わない。
とはいえ、ミシンを毎回友人に借りるのも忍びない。

そこに第2の救世主が降臨する。
最近仲良くなった、ハンドメイド好きのママ友だ。
手作りのハンドメイド品をネット販売していたりして、色々な種類のミシンが家に置いてあるのも確認済みだ。

…下の子の入園グッズをはじめとする手作り品は、彼女に丸投げすることにした。

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今回の教訓
・ミシンがない家庭も多い中、入園グッズ手作りはハードルが高すぎるように思う。
・「家庭科」の技能や知識は、母親になり家庭に入った今、確かに役に立っている。(でも小学校から間が空きすぎ)
・なんでもそうだが、上の子(第一子)は神経質に、下の子はアバウトになりがち。
・手先が不器用な子育て世代が持つべきものは、ミシンではなくハンドメイド好きのママ友。(運による)