クラムチャウダーをクックパッドのレシピどおりに作ったら美味しくて感動した話

何を当たり前のことを、と思われるだろうか。
タイトル通り、ただレシピどおりに調理をしただけなのだが、私にとっては目から鱗の気づきがあった。

私はカレーやシチューのような煮込み料理の中ではクラムチャウダーが大好きだ。
アサリの濃い出汁がクリームスープに溶け込み、あとからにんにくの香りが鼻に抜ける。
普通のクリームシチューにはない、パンチのある味が好きだ。

昔サンフランシスコを旅行したときに、本場のクラムチャウダーを食べたことがある。
サンフランシスコでは、直径15センチ×高さ10センチくらいの固めのパンをくり抜いて器にする。
パンの形は囲碁の碁石を入れる容器のような感じ。←碁笥(ごけ)と呼ぶらしい。
パンにはなんともいえない酸味があり、寒空の下、熱々のクラムチャウダーにつけながら食べた味が忘れられない。
その時からクラムチャウダーは好きなメニューのひとつだった。

でも、いざ家でクラムチャウダーを市販のルーを使って作るのだが、どうも美味しいと思えない。
市販のルーを使うと、カレーもシチューもクラムチャウダーも、食べ終わりの冷めたころに小さな油のかたまりがスプーンやお皿にへばりつく。
食感もザラザラして残念な気持ちになる。
そう、市販のルーには、想像以上に脂肪分が含まれている。

クックパッドのレシピで作ったクラムチャウダーは、サンフランシスコで食べた理想の味に近かった。
特に凝った材料や工程はなにもなく、バターは少量、スープには牛乳と水を使うので生クリームも不要。
家にある材料で作ることができる、まさに家庭料理。
この味が家庭で食べられるなら最高だ。
いつでも作れるよう、早々にあさりの水煮缶をストックした。(活あさりの方が断然美味しいのだが)

なにより目から鱗だったのは、クラムチャウダーのとろみづけ。
①材料をよく煮込む→②味付け→③水溶き小麦粉でとろみづけ。
この方法で、市販のルーを使わなくても、水溶き小麦粉で十分にとろみがついたではないか!

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…まぁ、これはただ単に私が「カレーやシチューの類は市販のルーを使わなければならない」と思い込んでいただけなのだが。
(そう思っている方も多いのではないだろうか。)

とはいえ、市販のルーは時短に一役買ってくれるし、便利なので完全に私の生活から排除しようというわけではない。
特にカレーを作る時は、スパイスの調合が難しいので今後もお世話になる気満々だ。

余談になるが、以前、カレー専門店の店主を講師に迎えて本格的なバターチキンカレーを作る講座を受けたことがある。
スパイスは全部で10種類、これを自分で調達するのは手間とお金がかかる。
その際に使う脂肪分の多さにも驚愕した。
確か4人分でバター100グラム、生クリームは200ミリリットルは入れていたと記憶している。
我が家では脂っこくておいしいものを「あぶらうまい」と表現するが、バターチキンカレーはその最たるものだと思った。
自作バターチキンカレーはもちろん最高に美味しかったのだが、食べた後の罪悪感も最高潮だった。


本題に戻るが、とろみづけテクニックを知っているのといないのでは、生涯摂取する脂肪分とカロリーにも大きく差がでることだろう。
食生活を見直している最中なので、この気づきは私にとって非常に大きな収穫だ。

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今回の教訓
・市販のルーは時短便利アイテムという位置づけ。なくても料理は作れる。
・料理に科学を感じる。