東京⇔青森夜行バス 激レア体験談 その3

東京⇔青森夜行バス 激レア体験談 その1
東京⇔青森夜行バス 激レア体験談 その2


なんだそりゃ!というわけではないけれど、教訓として刻まれた話。
いつも通り青森までのバス車内でうとうとしていた。
岩手県の盛岡駅を過ぎ、弘前駅で降車中のときだった。(その次が終点青森駅。)

ふと、高校生くらいの男の子が運転席の方へ歩いていき、何か話しているのが聞こえてきた。
何かな?と思い聞いてみると。
「盛岡で降りる予定だったのに寝過ごしてしまい降りられませんでした。今日、入試で北上まで行かなければいけないんです。今から盛岡駅に戻ってもらえませんか?」
という内容。
それに対する乗務員の返答。「お客様一人の都合でバスの行き先を変更することはできません。」
うん。それは乗務員が正しい。
何とかバスで盛岡に戻ってほしい男子高校生と、一歩も引かない乗務員。
私は内心(あ、これはどうにもならないやつかも。)と、男子高校生に同情していた。

そうこうしているうちにバスは青森駅を目指して発車。
それでも食い下がり自席に戻らない男子高校生。
「青森駅から盛岡駅まで行く方法はありませんか?」
という問いに対し、さすがに不憫に思ったのか、本部との通信で色々調べてあげたようで、別会社で青森駅から盛岡駅まで直通バスが9時過ぎにでるようだというようなことを教えてあげていた。
※ちなみに、当時は(新)青森まで新幹線が通じていなかった。電車を使う場合は青森から八戸まで普通か快速電車で行き、そこから新幹線を使う方法しかなかった。電車の本数も少なく、八戸に行くのは遠回りでもあった。

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盛岡までの直通バスに一縷の希望を見出した男子高校生。
「このバスで青森駅まで行って、すぐに盛岡行きに乗り換えれば間に合いますか?」
その問いに対して、バスの乗務員の非情なる一言。
「うーん、このバス現在少し遅れていて、青森駅には10時前に到着する予定です。盛岡行きバスは9時すぎにでてしまうので、間に合わないかもしれませんねぇ。」
「え……。あの、バス、急いでもらえませんか??」
この問いに対しては、乗務員さんは苦笑いしていたような気がする。

男子高校生のそもそもの予定では、朝7時頃盛岡にいたはずなのに、10時に青森にいるというのは、厳しい状況なのは明らか。
さらに、盛岡へ行けたとしても、そこから北上駅までも電車で移動し、学校まで移動しなければならないのだ。
道中は気が気ではないだろう。
入試当日?にこんなトラブルが起きては、集中するものもできないというもの。

バスは乗務員の言葉通り、10時頃に青森駅に到着した。
その後彼がどうなったかは、私には知る由もない。

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今回の教訓
・夜行バスは精神と体力も消耗させる。慣れていない人からはよく「どっと疲れる」という声も聞く。
・大事な用事の移動手段は新幹線を使うと安心。
・夜行バスを使うなら、スケジュールにかなり余裕を持たせた方がよい。(が、あまりオススメはしない)